解決事例
離婚・男女問題
妻の不貞行為が原因で離婚となり、不倫相手に対して弁護士が慰謝料を請求、分割での支払いに合意し、滞納リスクに備え公正証書を作成して解決した事案
相談前
妻が出会い系サイトで知り合った男性と不貞行為を継続し、結婚を希望していることが発覚しました。ご依頼者のD.Tさんは、妻と離婚した後に、当事務所に相談に来られました。
大きな精神的苦痛を被ったこと、離婚によりD.Tさんが子どもたちの親権者となり、1人で子育てをしなければならなくなったことから、しっかり慰謝料を支払ってもらいたいと考え、当事務所にご依頼いただきました。
相談後
弁護士から相手方に対して、現在のご依頼者のD.Tさんと子どもたちの置かれた状況を説明し、慰謝料を請求する内容証明を送りました。相手方からは請求通りの慰謝料額を支払うとの話がありましたが、一括での支払いができないことから、分割で支払わせてほしいとの提案がありました。D.Tさんが、分割での支払いに応じるとのご意向であったことから、示談を行うこととなりました。公証役場に弁護士と相手方が赴き、公証人に公正証書を作成してもらい、示談となりました。
齋藤 碧 弁護士からのコメント
本件では、公正証書という形で示談をするということで、そのリスクに備えることにしました。具体的には、相手方の住所・連絡先・勤務先の変更があった際の報告の確約、支払いを怠った際には直ちに強制執行を受けることを受諾するとの文言、支払いを怠った際の遅延損害金の定めなどを含んだ公正証書を作成しました。
慰謝料の金額の合意ができても、分割払いの場合、相手方が途中から支払いを怠るリスクがあることから、そのリスクに備えることが重要となります。
夫に突然離婚調停を起こされたことから、弁護士がご依頼者の希望する財産分与などの条件を提示・交渉を進め、納得のいく合意ができた事案
相談前
ご依頼者のG.Rさんは、20年ほど前よりあまり帰ってこなくなった夫から、突然離婚調停を起こされました。夫を信頼していたのに裏切られた気持ちとなり、それであれば今後自分の生活がきちんと成り立つ条件で離婚をしたいとのことで、相談に来られました。
相談後
本件では、夫の収入に頼って生活していたご依頼者のG.Rさんが、今後もきちんと生活していけるだけの財産分与を得ることが重要なポイントでした。また、G.Rさんは、「夫から裏切られた」という気持ちが強かったため、調停の手続きの中で、G.Rさんの意思を適切な形で伝えていくことも重要であったと考えています。
既に夫側から離婚調停を起こされていましたので、ご依頼をいただいてから、直ちにG.Rさんの希望する条件や心情を書面にまとめ、調停において夫側に提示しました。夫側から大きな反論はなく、早期に合意に至り、調停が成立いたしました。
齋藤 碧 弁護士からのコメント
ご依頼者のG.Rさんが望む財産分与について、きちんとヒアリング・調査し、目録を作成して相手方に提示しました。また、本件でG.Rさんは、離婚は免れないと理解しつつも、夫に裏切られたという気持ちが強かったため、G.Rさんの心情を陳述書という形にまとめ、相手方に提示した結果、財産分与について、こちらにかなり有利な条件で調停成立に至ることができました。