ベリーベスト法律事務所 久留米オフィス

親からの干渉や虐待は、法律によって対処することができます

弁護士に相談することで、事実上、親子の縁を切ることができます

自分の親にお金の無心をしつこくされ続けていて、自分の生活にまで支障が出るような場合、「親と縁を切りたい」と思うのはごく自然なことです。
法律上の形式的な意味では、「親子の縁を切る」ということはほぼ困難です。しかし、弁護士に相談して法律的な対処を実施することで、事実上、親との縁を切ることができるのです。
法律で解消することができない親子の縁とは、具体的には、「生活扶助義務」と「相続関係」を指します。
生活扶助義務とは、自分と親や祖父母、子どもや孫、兄弟姉妹は生活に困ったとき互いに助けなければならないということを指し、民法877条1項で定められています。しかし、自分の生活水準を下げてまでも扶助する義務はないのです。
相続関係とは、親の遺産の相続権は子どもにあり、子どもが先に亡くなった場合にはその遺産は親にも相続権がある、ということを指します。
相続関係においては、プラスの遺産だけでなく、マイナスの遺産、つまり借金も相続されてしまいます。お金の無心をするような親である場合には、借金をしている可能性も高いでしょう。しかし、相続権を放棄することで、親の借金を引き継ぐことを避けられるのです。

親による干渉や付きまとい行為には、法的処置で対抗

親が日々の行動についてしつこく干渉してきたり、干渉から逃れるために引っ越しても引っ越し先を訪ねてきたりする場合には、「戸籍の分籍」と「養子縁組」が効果的である可能性があります。
戸籍の分籍には、戸籍の筆頭者の押印などは必要なく、分籍届を出すだけで戸籍を抜けることが可能です。その後に、新しく単独の戸籍を作ることもできます（ただし、未成年は分籍することができません）。
特別養子縁組については、「6歳未満の被虐待児である」など、子どもを保護すべき特別な事情がある場合にのみ成立させることができます。
また、親が付きまとい行為をしたり、引っ越しをしても追いかけてきたりする場合には、法的手段で対応できます。
家庭裁判所に付きまとい禁止仮処分命令の申し立てをすることで、禁止命令を出してもらい、違反した場合に親は違約金の支払いなどを命じることができます。
また、引っ越しをする際に住民票の閲覧制限をかけておくことで、親に引っ越し先を知られないようにすることができるのです。
親の干渉から逃れるためにはどのような法的処置が有効であるかは、様々な事情によっても変わります。詳しくは、弁護士にまでご相談ください。

虐待を受けている場合はSOS発信を！ 当オフィスが全力でサポートします

親からの虐待は、我慢せずに早急に解決すべき問題です。しかし、家庭のなかで起こる虐待が外の人たちに気付かれることは、なかなかありません。まずは、ご自身で、弁護士にまでご連絡をください。連絡をいただくことで、虐待の問題を解決するための速やかな対応を開始することができます。
また、子どもが親を虐待する事例もあります。親の資産や貯金を浪費することも、虐待の一種なのです。
家庭内で起こっている虐待を止めるためには、外部に相談することが求められます。相談先としては、弁護士のほかに、各自治体の行政窓口や警察などがあります。
ただし、行政や警察は、家庭内で起こっている問題に踏み込むことに尻込みする可能性があります。
弁護士に相談すれば、警察への相談にも同行して、虐待を刑事事件として問題化するように警察に対して要請することができます。
虐待の問題は、ベリーベスト法律事務所 久留米オフィスにまでご相談ください。ご相談者さまの心身の安全を第一に考慮しながら、問題を解決するための最善の手段を実施いたします。

久留米市で家族・親子問題にお悩みの方へ

豊富な経験を活かして、あなたのご相談に全力でお応えします

「金を無心してくる親との縁を切りたい」
「親の干渉やつきまといを防ぎたい」
「親の虐待から逃れたい」
このような悩みは、弁護士に相談して、適切な処置を実施することで、解決する可能性があります。
親と子どもの間には、同居、面会、服従の義務は一切ありません。あなたの気持ちと、法律のプロフェッショナルによるサポートがあれば、解決することはできるのです。
ベリーベスト法律事務所の弁護士は、親子間の金銭問題や土地建物などの契約関係についても、ご相談者さまの代理人となって交渉いたします。また、養子縁組や裁判所への申し立てなどについても、ご相談者さまのため代わって対応いたします。
親に関するお悩みを抱えている方は、まずはベリーベスト法律事務所 久留米オフィスにまで、お気軽にご相談ください。