アンタッチャブル山崎さん「非接触事故」で猛省も…「素晴らしい」称賛集めた “適切な対応”とは?

弁護士JP編集部

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アンタッチャブル山崎さん「非接触事故」で猛省も…「素晴らしい」称賛集めた “適切な対応”とは?
直進してきたバイクと接触しかけたが…(写真:ロケットパンチ)

お笑いコンビ・アンタッチャブルの山崎弘也さん(47)が9日、東京都内でバイクとの非接触事故(誘因事故)を起こしていたことがわかった。山崎氏の所属事務所である「プロダクション人力舎」の公式サイト上で10日に公表された。

同サイトによれば、1月9日午前、東京都内の交差点において、山崎さんが運転する車がバイクとの事故を起こしたというが、すでに転倒してケガを負った被害者への救護措置や警察への通報などの必要な事故処理は全て終えているという。

非接触事故(誘因事故)とは?

「非接触事故」とは、その名の通り接触を伴わない交通事故である。たとえば急ブレーキをかけた車に対し、歩行者が驚いて転倒した場合や、ウインカー(方向指示器)を出さずに車線変更し、避けようとしたバイクや自転車が転倒した場合などがあたる。

交通事故における“法的責任の発生”には、被害者の車両や身体への接触は必須とされていない。つまり、車両や身体への接触のない事故であっても、運転について何らかの過失があり、それが原因で被害者がケガをしたと評価される場合には、不法行為に基づく損害賠償責任が発生する可能性がある。

これは刑事責任においても同様だ。救護義務などを怠れば道路交通法の規定に基づく処罰の対象となり得るほか、現場から逃走すれば「ひき逃げ」事故として処理される可能性もある。

被害者と触れていなくても、また被害者が「大丈夫」と立ち去ろうとした場合であっても、“接触”した際と同様に、救護義務や警察への報告などが求められる。

“逃げず”対応に「素晴らしい」

今回の事故では、丁字路の交差点で、山崎さんが運転する乗用車が左折をしようとしたところ、直進してきたバイクと接触しかけたという。

衝突を避けようとバイクが急ブレーキをかけ転倒した旨を、山崎さん本人が警察に通報したこともわかっている。また、被害者は当日に治療を終え帰宅したといい、適切な事故処理が行われたようだ。

山崎さんの事故を知らせる「プロダクション人力舎」サイトより

事務所の発表によれば「猛省」しているという山崎さんに対し、SNS上では「被害者に大きな怪我無くて良かった」「事故は残念だけど、誰かみたいに逃げずにきちんと対応してるのが素晴らしい」とコメントが寄せられている。

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