最大「54km」渋滞、ロードサービス利用は6万4580件…2023年ゴールデンウィークの“交通事情”

弁護士JP編集部

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最大「54km」渋滞、ロードサービス利用は6万4580件…2023年ゴールデンウィークの“交通事情”
SNS上では、別の渋滞とつながり「計100km近い渋滞」と指摘する声も…(adigosts/PIXTA)

今年のゴールデンウィーク期間(4月29日~5月8日)における、JAF(一般社団法人日本自動車連盟)のロードサービス受付件数(速報値)が発表された。

JAFによれば、期間中、全国で受け付けたロードサービス件数は6万4580件で、前年同期間の件数と比較し2353件増加した。

※JAFロードサービス受付データから取り消しおよび重複を除いた件数(JAFプレスリリースより)

特に、連休初日となる4月29日と5月3日は、一般道、高速・専用道路(以下、高専道)ともに前年同日の件数を超過した。

高速道路の混雑も3日がピーク…54km渋滞も

NEXCOなど全国の各高速道路会社によれば、今年のゴールデンウィーク期間の交通量・渋滞のピークも下り線が5月3日、上り線が5月3日から5日にかけてだった。

(NEXCOなど「ゴールデンウィーク期間における高速道路の交通状況(速報)【全国版】」より)

期間中に発生した特に長い渋滞は、下り線が5月3日9時頃に関越自動車道・藤岡JCT付近で発生した54.0kmのもの。SNS上では、別の渋滞とつながり計100km近くの渋滞になっていると指摘するアカウントもあった。

上り線のワーストは、5月5日16時10分頃に東北自動車道・岩槻IC付近で発生した36.3kmだった。

ロードサービスを呼ばずに済むように…

昨年比106%まで増加している平均交通量だが、コロナウイルス感染症拡大前の2019年に比べれば81%にとどまっている。しかし、前述したJAFのロードサービス受付件数は2019年同時期(68352件)の約94%まで迫っている。

今年の詳細はまだ発表されていないが、2021年のゴールデンウィーク中にJAFが実施した高速道路上でのロードサービスのうち、約35%は「タイヤ関連のトラブル」だった。

感染症法上、新型コロナウイルスの分類が引き下げられ、夏に向けて遠方へのドライブや旅行を計画している人もいるだろう。JAFは、“長く動かしていなかった車”についても「タイヤの空気は抜け、ゴムは劣化します」とトラブルの元になり得るとして、走行前の点検の重要性を呼び掛けている(https://www.ben54.jp/news/405)。

次回の長期休暇も楽しく過ごすため、定期的な車のメンテナンスが必要なのは言うまでもないだろう。

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