“迷惑駐輪”自転車にタイヤ「空気抜き」で反撃 違法行為への“報復”は犯罪になる?

駅前や繁華街に無断で置かれた自転車。歩行者の通行の妨げになり、迷惑した経験がある人も多いのではないだろうか。
先日、路上に“違法駐輪”された自転車のタイヤの空気を抜いている男性の動画がSNS上で拡散され話題となった。
空気を抜かれても「自業自得」?
マスクをしていることもあり、顔は鮮明に映し出されないが、空気を抜いているのは60~70代とおぼしき男性だ。男性は動画に撮られていることは気づいていない様子で、自転車のタイヤのバルブゴム部分を、1台また1台とゆるめている。その後ゴム部分を持ち帰ったのか、残していったのかなどの詳細は映像からは確認することができない。
SNSの反応では、ほとんどの人が男性の犯罪行為の可能性を指摘しているものの、「両方違法だから問題なし」「違法 VS 犯罪」など、無断で自転車を駐輪している側にも非があるため“自業自得”だとする声も少なからず見受けられた。
たしかに自転車は先に違法駐輪をしているが、一般的な感覚として違法行為の“報復”は良いとは思えない。一般民事の対応を多く行う中野雄高弁護士に聞いた。
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