知っておきたい!借金・債務整理の基礎知識

子どもの出産・入学

借金があった場合の子どもの出産・入学の疑問に関して、弁護士が解説します。

妊娠前からの借金があります。家族や夫にバレずに借金を減らす方法はありますか?

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家族や夫にバレずに債務整理をする場合には、任意整理がおすすめです。

詳しい解説

債務整理には、任意整理、個人再生、自己破産という3つの方法があります。

このうち、個人再生と自己破産は裁判所の手続きを利用するため、自宅に裁判所から書類が郵送されてきます。また、家族の収入証明が必要になるなど、家族の協力も必要となります。したがって、これらの手続きの場合には家族にバレる可能性があります。

これに対して、任意整理は債務者と債権者の話し合いによって解決する方法です。そのため、裁判所を介さずに手続きを進められるうえに、家族の収入証明などを必要としないので、家族にバレてしまう可能性は低いといえます。

家族にバレずに債務整理を行いたいと考える場合には、弁護士に依頼して手続きを任せることをおすすめします。

妊娠して無収入ですが、無収入でも債務整理はできますか?

○

無収入の方が債務整理をする場合には、自己破産をおすすめします。

詳しい解説

債務整理には、任意整理、個人再生、自己破産という3つの方法があります。

このうち、任意整理個人再生は、月々の返済が続いていくことになるため、無収入の場合には基本的に用いることができません。
これに対して、自己破産は全ての借金をゼロにする手続きのため、無収入の場合でも申請が可能です。

妊娠により収入がなくなり、返済が難しくなった場合には、悩みを抱える前にまずは弁護士に相談しましょう。

親に借金があっても奨学金や国の教育ローンを借りることはできますか?

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親に借金があっても、奨学金を借りることは可能です。
これに対し、親の信用情報によっては、教育ローンは借りることができない可能性があります。

詳しい解説

大学進学時などに奨学金を借りる場合、申込者は子ども自身となります。
そのため、親に借金があったとしても、それを理由として奨学金の申し込みができなくなることはありません。

もっとも、奨学金を借りるためには、原則として連帯保証人と保証人が必要となります。
通常は親が連帯保証人になりますが、親の信用情報に問題がある場合には、連帯保証人として認められない可能性があります。親が連帯保証人になれない場合には、保証機関の保証を受けて奨学金の申し込みをすることは可能ですので、このような方法も検討しましょう。

これに対して、教育ローンは子どもではなく親の名義で借入をするローンです。
そのため、親の信用情報に事故情報の記録がある場合には審査が通らない可能性があります。

親が債務整理や自己破産をすると、子どもの奨学金の審査に影響はありますか?

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親が債務整理をしていたとしても、基本的に奨学金の審査に影響はありません。
もっとも、連帯保証人や保証人になれない可能性があるので注意が必要です。

詳しい解説

大学進学時などに奨学金を借りる場合、申込者は子ども自身となります。
そのため、親が債務整理をしていた場合であっても、それを理由として奨学金の申し込みができなくなることはありません。

もっとも、奨学金を借りるためには、原則として連帯保証人と保証人が必要となります。
通常は親が連帯保証人になりますが、親が債務整理をしている場合には、連帯保証人として認められない可能性がありますので注意が必要です。

ただし、親の一方だけが債務整理をしている場合には、もう一方の親が連帯保証人になることが可能です。また、親を連帯保証人にすることができない場合には、保証機関の保証を受けて奨学金の申し込みをすることが可能です。

大学入学後に借金をしてしまいました。返済できなかったら親にバレますか?

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大学生が借金を返済できなくなった場合には、親にバレる可能性があります。

詳しい解説

大学生であっても、学生ローンなどの貸し出しを受けることが可能ですし、成人していれば、親の同意なく金融ローンやキャッシングも利用できます。

借金の返済が滞ってしまった場合、親が連帯保証人であれば、親に督促の連絡が入ることになります。
また、親と同居している場合には、ローン会社からの郵便物や電話での支払督促で家族にバレることもあるでしょう。

親にバレずに借金を解決したい場合には、任意整理をすることをおすすめします。滞納する前に早めに弁護士に相談して、債務整理を進めましょう。

奨学金の返済が苦しいです。債務整理はできますか?

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奨学金の債務整理をすることは可能です。
ただし、連帯保証人がついてることや、他の借入に比べて利率が低いことから注意が必要です。

詳しい解説

奨学金の返済が困難になった場合には、債務整理をすることが可能です。

もっとも、奨学金の借入には連帯保証人や保証人がついており、債務整理をした場合には連帯保証人や保証人に別途請求がいくことになります。
また、奨学金は消費者金融などの借入に比べて利率が低いことから、任意整理をして利息をカットしたとしてもあまり減額効果はありません。債務整理をする際には、任意整理、個人再生、自己破産のどの手続きを選択するべきか、きちんと検討する必要があります。

奨学金の場合には、債務整理以外にも、減額返済制度や返済期間の猶予など、独自の制度があります。最適な手続きを選択するためにも、まずは弁護士に相談しましょう。

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