解決事例
不動産・建築・住まい
【5年以上にわたる訴訟】【損害賠償請求1億円をゼロに】不動産売買で買主の不動産業者から1億円の賠償を請求されたが、これを退けた事例
相談前
不動産業者に対し、農地を売った方からの相談です。売買当時は、その土地は相続後手つかずの状態で放置されていた農地でしたが、不動産業者が大型商業施設の駐車場に利用したいということで、購入を持ち掛けた事案でした。一度売買契約を締結したものの、相続がうまくいかず、不動産業者の対応に不信感があったため、相談者様は解約を申し入れました。
その結果、買主の不動産業者から、転売利益等を含む1億円超の賠償金を求められることになりました。
相談後
裁判の途中までは、不動産業者の主張が裁判官にも認められ、不利に展開していました。しかし、裁判を進めていく中で、細かい部分に決定的な証拠を見つけた結果、不動産業者の宅建業法違反のほか、虚偽の主張をしていることが見つかりました。これによって、一気に形成が逆転しました。その結果として、不動産業者の損害賠償は退けられ、多額の賠償義務を課されないこととなりました。
田中 貴大 弁護士からのコメント
長きにわたり裁判上争うこととなった事案ですが、弁護士としての知識や経験のみならず、不動産取引の性質や不動産業界の慣習といった知識も求められる事案でした。私は、マンション管理士や管理業務主任者に登録し、宅地建物取引士や賃貸不動産経営管理士試験に合格していることもあり、お役に立てたように思います。
弁護士として、徹底的に戦った結果、気づけば5年以上が経過していました。ご依頼いただいた方のためならば、どれほど時間が経ったとしても、最大限の戦術・戦略を練るのが、私の使命です。