小沼 千夏 弁護士
こぬま ちか

小沼 千夏弁護士

AWL法律税務事務所

東京都豊島区池袋本町1-16-19 AUT池袋ビルディング401

注力分野

解決事例

遺産相続

事例1

【遺産分割調停】柔軟な解決案の提示によりご依頼者様の満足を得られた案件

依頼者: 年代非公開 男性

相談前

数年前に亡くなられた親の遺産分割(不動産を含む)が終了しておらず、隣接するご依頼者様所有の土地を売却するため、遺産分割協議をしたいとのことでご相談にいらっしゃいました。

相談後

遺産分割調停を申し立てました。
相続財産に賃貸物件とその土地が含まれていました。ご依頼者様は、相続財産の土地を更地にしてご自身所有の土地と合わせて売却することを希望し、相手方は不動産の全部の取得と代償金(不動産を取得する代わりに支払うお金)の支払いを希望されており、なかなか折り合いがつかない状態でした。そこで、当職より、ご依頼者様所有の土地を好条件で売却するために必要な分だけ相続財産である土地を取得し、残りの部分の代償金を受け取るのはどうか、というご提案をさせていただきました。そうしたところ、ご依頼さまだけでなく相手方にもご納得いただき、遺産分割協議を成立させることができました。

小沼 千夏 弁護士からのコメント

調停のメリットは、双方の合意が得られれば柔軟な解決が可能であることです。これは、そのメリットを活かせた事案でした。遺産分割協議は相続人の方々の思いが強く、感情的にこじれて長期化することが多く、本件は相続不動産の分筆を待ったこともあり、解決までに2年近くを要しましたが、最終的にご依頼者様も相手方も納得する形で協議が成立したので本当に良かったです。

事例2

【遺言】公正証書遺言作成のご依頼

依頼者: 年代非公開 女性

相談前

比較的高齢の方の離婚調停申立てのご依頼を受けたところ、離婚が成立する前に万が一のことがあって相続が発生した場合、配偶者に相続権が発生することを回避したいとのご相談でした。

相談後

配偶者の遺留分についてご説明の上、公正証書の作成が有効であるとお伝えしました。ご依頼者様は、できるだけ早く確実に遺言を作成したいとのご要望でしたので、ご依頼者様のご協力の下、財産を洗い出し、相続のご希望をお伺いした上で公正証書遺言の文案を作成しました。また、公証役場とのやりとりもできるだけ迅速に進むよう配慮しました。その結果、ご依頼者様にご納得いただける公正証書遺言を作成することができました。

小沼 千夏 弁護士からのコメント

相続に関する事前の紛争を予防するには、公正証書遺言を作成しておくことが有効です。また、本件のような法定相続分での相続を望まない場合でも、公正証書遺言を作成しておくことでご自身の希望を反映させることができます。改めて、公正証書遺言の有用性を実感したご依頼でした。

事例3

【相続放棄】後見開始も絡む相続放棄

依頼者: 年代非公開 女性

相談前

被相続人が亡くなられ、第1順位の方が相続放棄する予定であるという段階で、第3順位の方からご相談がありました。第2順位の方は遠方の老人ホームで生活され、認知症の疑いがあるとのことでした。

相談後

まず、第2順位の方が生活される老人ホームの職員の方と連絡を取り、第2順位の方の認知症の診断をとっていただきました。その診断をもって後見開始の申立てをし、後見人から相続放棄の申立てをしていただきました。そして、第2順位の方の相続放棄が終了した後、第3順位であるご依頼者様の相続放棄手続を行いました。手続きが終了するまでの間、後見人や裁判所と連絡を取り合い、確実に手続きを進めた結果、スムーズに相続放棄を完了することができました。

小沼 千夏 弁護士からのコメント

相続放棄自体は難しい手続きではありませんが、相続人のご状況によっては後見開始の手続きを経る必要がある場合があります。裁判所における手続きをすること自体にご不安を感じる方が多くいらっしゃるため、弁護士として、関係者やご依頼者様と連絡を密にとり、そのご不安な気持ちに配慮しながら進めていくことが大切だと考えています。

弁護士を検索する

関東の都道府県から検索する

最近見た弁護士

閲覧履歴へ