LGBT相談窓口一覧|相談できる内容や選び方も解説

LGBT相談窓口一覧|相談できる内容や選び方も解説

セクシュアルマイノリティに関する悩みは身近な人に相談しにくく、ひとりで苦しんでしまう方が多いかもしれません。

そんなときに支えとなるのが、LGBT相談窓口です。悩みにあった適切な窓口を利用すれば、ちょっとした不安から深刻な問題まで幅広く相談できます。

本コラムでは、主な相談窓口の特徴や利用方法を紹介するとともに、相談窓口を選ぶポイントや相談を有意義に進めるための工夫について解説します。

1. 相談内容に応じて相談窓口を使い分けよう

LGBTに関する悩みといっても、性的指向や性自認に関する心の問題、身体や健康への不安、差別やいじめといった社会的なトラブルなど、内容はさまざまです。状況にあった窓口を活用することで、問題解決に役立つでしょう。

ここでは、主なケースごとにおすすめの窓口を紹介します。

ただし、悩みが複数の分野にまたがる場合も多いので、必ずしもここで紹介する区分が正しいとは限りません。必要に応じて複数の窓口を組み合わせて利用してください。

(1)性的指向や性自認に関して悩んでいる場合

「よりそいホットライン、ラップアラウンド・サポート、こころの相談、レインボー・ホットライン、つながるにじいろonライン、自治体」

性的指向や性自認に関する悩みを相談できる窓口は多いですが、それぞれの窓口の特徴や相談できる時間、相談方法などを考慮して選びましょう。

【選び方の目安】
  • 孤独感や不安が強く、まずは話を聞いてほしいとき → 「よりそいホットライン」
  • 24歳以下で、学校や家庭内で悩みがあるとき→ 「ラップアラウンド・サポート」
  • 精神科医、公認心理師、臨床心理士などの専門家に相談したいとき→ 「こころの相談」
  • LINEで相談したいとき → 「レインボー・ホットライン」、「つながるにじいろonライン」
  • 公的機関に相談したいとき → 「自治体」

(2) 健康被害について知りたい場合

「LGBTQ+ユースのための性の健康相談、ポジティブライン」

性の健康に関する悩みには、性感染症、性病、セーファーセックス、HIVへの不安などが含まれます。専門の窓口を利用すれば、正しい情報や今後の対応について意見をもらえるでしょう。

【選び方の目安】
  • 性感染症、性病、セーファーセックスなどを相談したいとき →「LGBTQ+ユースのための性の健康相談」
  • HIVなどを相談したいとき → 「ポジティブライン」

(3)差別やいじめ、法的トラブルが生じた場合

「弁護士会、法律事務所」

学校や職場でいじめ、雇用差別、アウティング(本人の同意なく性的指向や性自認を暴露されること)を受けた、パートナーとの同性婚の解消に伴い慰謝料請求などが必要になったときは、弁護士への相談がおすすめです。

【選び方の目安】
  • 無料で気軽に相談したいとき → 各地の弁護士会
  • 個別の対応が必要なとき → LGBTQ+に関する解決実績が豊富な法律事務所

2. 主なLGBT相談窓口

ここでは主なLGBT相談窓口を10種類挙げ、それぞれの特徴や相談手段、受付時間、連絡先などをまとめました。

lgbtのための相談窓口一覧

(1)性的指向や性自認に関する悩み

①よりそいホットライン

URL https://www.since2011.net/yorisoi/
運営主体 一般社団法人 社会的包摂サポートセンター(厚生労働省の補助金事業)
特徴 さまざまな悩みを受け付ける相談窓口。性的指向や性自認に関する相談については専用ラインが設けられている。
相談手段 電話、FAX、チャット、SNS
受付時間 24時間365日対応
連絡先 電話:0120-279-338(岩手・宮城・福島県は0120-279-226)/FAX:0120-773-776(岩手・宮城・福島県は0120-375-727)
※電話ガイダンスで「4」を選ぶと、セクシュアルマイノリティ専門の相談員につながる。

②ラップアラウンド・サポート

URL https://pridehouse.jp/legacy/event/97/
運営主体 プライドハウス東京レガシー
特徴 LGBTQ+当事者やそうかもしれないと感じている24歳以下の子ども・ユースを対象に無料相談を受け付けている。
相談手段 対面、オンライン
受付時間 金曜〜火曜の13:00〜19:00(初回は最長90分、2回目以降は最長50分まで)
連絡先 申し込みフォームまたはメールで予約(事前予約推奨)
申込フォーム:https://forms.gle/hqXb9ZUgA8CoeqXi6
相談支援窓口メールアドレス:care@pridehouse.jp

③こころの相談

URL http://www.agp-online.jp/Tele_Counseling.html
運営主体 AGP(同性愛者医療・福祉・教育・カウンセリング専門家会議)
特徴 精神科医、公認心理師、臨床心理士などが、LGBTQ+の当事者やご家族の悩みを受け付けている。
相談手段 電話
受付時間 毎週火曜日の20:00〜22:00
連絡先 電話:050-1725-7216

④レインボー・ホットライン

URL https://proudlife.org/hotline
運営主体 NPO法人 PROUD LIFE
特徴 LGBTQ+当事者や支援者(家族、知人、先生など)を対象に、電話やLINE相談を受け付けている。
相談手段 電話、LINE
受付時間 毎月第1月曜日の19:00〜22:00(LINEは21:00まで)
連絡先 電話:0120-51-9181、LINE:https://line.me/R/ti/p/%40246vghym

⑤つながるにじいろonライン

URL https://sogie-j.org/tsunaniji/
運営主体 一般社団法人SOGIE相談・社会福祉全国協議会(厚生労働省の補助金事業)
特徴 LGBTQ+当事者やご家族、先生などを対象に、セクシャリティにかかわる悩みを専門の相談員が受け付けている。
相談手段 LINE
受付時間 毎日17:00~22:00
連絡先 LINE:https://page.line.me/662uwyvf?openQrModal=true

⑥自治体

運営主体 各都道府県・市区町村
特徴 人権相談や生活相談の一環として、LGBTQ+に関する相談窓口を設ける自治体がある。例:東京都「Tokyo LGBT相談 専門電話相談」
相談手段 自治体ごとに異なる
受付時間 自治体ごとに異なる
連絡先 各自治体に問い合わせ

(2)性感染症・セーファーセックスに関する悩み

⑦LGBTQ+ユースのための性の健康相談

URL https://ptokyo.org/LGBTq/consult
運営主体 NPO法人ぷれいす東京
特徴 性感染症、性病検査、セーファーセックス(直接性器や体液、直腸の粘膜が傷口に触れないようにするセックス)の工夫や性のコミュニケーションに関する相談を、専門の相談員が受け付けている。
相談手段 LINE
受付時間 随時受付(返信に時間を要する場合あり)
連絡先 LINE:https://lin.ee/FzhkJSu

⑧ポジティブライン

URL https://ptokyo.org/consult/servicedirectory
運営主体 NPO法人ぷれいす東京
特徴 HIV陽性者や確認検査待ちの人、そのパートナーや周囲の人物からの相談を相談員が受け付けている。
相談手段 電話
受付時間 月曜日〜土曜日 13:00〜19:00(祝日、冬期休業を除く)/木曜日 15:00〜18:00(1回の相談は30分が目安)
連絡先 電話:0120-02-8341

(3) 差別やいじめ、法的トラブルに関する悩み

⑨弁護士会

URL https://www.nichibenren.or.jp/legal_advice/search/other/lgbtq.html
運営主体 各地の弁護士会
特徴 LGBTQ+専門の相談日を設ける弁護士会がある。例:東京都「セクシュアル・マイノリティ電話法律相談」
相談手段 電話または面談
受付時間 弁護士会ごとに異なる
連絡先 各弁護士会に問い合わせ

⑩法律事務所

特徴 差別、いじめ、パートナーとの金銭トラブルなど、個別案件に合わせた具体的な助言や代理対応が可能。
相談手段 事務所ごとに異なる
受付時間 事務所ごとに異なる
連絡先 各事務所に問い合わせ

3. LGBT相談窓口に相談するときのポイント

限られた相談時間をより有意義なものにするために、いくつかポイントをおさえておきましょう。

(1)相談内容をまとめておく

相談を始める前に、伝えたい内容を簡単にメモに整理しておくのが効率的です。

悩みの経緯や今一番困っている点を箇条書きにしておくと、相談員に意図が伝わりやすくなります。

(2)記録を残しておく

相談中に得られたアドバイスや相談員の名前、次に取るべき行動などをメモしておくと安心です。後日に別の窓口を利用する際にも役立つほか、同じ内容を繰り返し説明する手間を減らせます。

(3)混雑時間や予約の有無をチェックする

相談窓口によっては、混雑する時間帯があります。比較的空いている時間を狙ったり、予約制の場合は早めに申し込んだりするのがおすすめです。

特に電話相談は夕方以降に集中することが多いため、受付している場合は朝から昼の時間帯を狙ってみましょう。

(4)無料相談を活用する

法律事務所に相談する場合には、基本的に費用がかかります。ただし、多くの事務所では初回相談を無料としています。

費用負担をできるだけ抑えたいときは、まずは無料相談を活用し、その後に正式に依頼するか検討しましょう。

弁護士JP編集部
弁護士JP編集部

法的トラブルの解決につながるオリジナル記事を、弁護士監修のもとで発信している編集部です。法律の観点から様々なジャンルのお悩みをサポートしていきます。

  • こちらに掲載されている情報は、2025年11月20日時点の情報です。最新の情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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